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心理的安全性インプロファシリテーターインタビュー: なかざわ りえさん

お話を伺うのは、グラフィックファシリテーターの「りえ」こと、なかざわ りえさんです。心理的安全性インプロファシリテーター認定ワークショップの受講後インタビューに答えていただきました。

心理的安全性インプロファシリテーターのワークショップを受講された感想を教えていただけますか?

楽しかったです!もちろんそれだけではありませんが、ワークの組み合わせや何を目的にするかによって、学びの可能性は無限大だと感じました。
最初、インプロのワークはアイスブレイク的に使うものというイメージを持っていましたが、ワークをうまく組み立てたら、参加者の状態が深まっていくストーリーが作れると感じました。
きっと参加者の方はワークをする前は、「何をするんだろう?」という気持ちになっていると思います。しかしインプロのワークをきっかけに、ストーリーが生まれて、学校やチームなど、それぞれの現場で行動に変化が起きたら嬉しいですね。

それぞれの現場で “ ストーリー ” が生まれるというのは良いですね。インプロファシリテーターのワークショップの方が、アンバサダーの時よりも、具体的にワークをどう組み立てるのかを考えるので、ワークに対する視点が変わると思います。

そうですね。インプロのワークは楽しいので、その楽しさから作られる心理的安全性も大きくあると思います。そして更にこちらが目的に沿った意図を持ってワークを組み立てることで、参加者にその流れの中から心理的安全性に対する気づきが生まれると思うのです。そこから少しずつ心理的安全性が広がり、深まっていくのだと思います。

とても興味深いです!横に広がるだけではなく、深さもあるということですね。
確かに「楽しかった」で終わらないように、ファシリテーターが、どう組み立てるかが重要だと感じます。
今回、りえがインプロファシリテーターのワークショップを受講された、きっかけについても教えていただけますか?

ファシリテーターとして、常日頃から学びを深めることは大切です。その中で、心理的安全性アンバサダーのワークショップを受講して、さらに学びを深めたいと思っていました。
アンバサダーのワークショップから少し時間が経って、その時に体験した楽しい場の貴重さやインプロや演劇という部分に興味を持つようになりました。色々考える中で、もう少しこの先に進んでみようと思ったのが、きっかけです。また友人がインプロファシリテーターのワークショップをすでに受講していて、おすすめしてくれたのも受講の決め手になりました。

ファシリテーターとしての学びに加えて、心理的安全性に対する学びも深めていきたいと考えておられたんですね。実際、ワークショップを受講されて、印象に残ったことはありますか?

同期の方の振り返りのコメントから得られた気付きは大きいと思います。私はスケジュールの都合で、日曜日と平日夜の補講の両方に出席していました。そのため、より多くの同期の方と交流することができました。
仕事も年代も違う方たちから見た心理的安全性やインプロの活用方法は、今までの私にはない視点でしたので刺激になりました。またファシリテーターと受講者も一緒に安心安全の場作りをしていて、みんながお互いの意見を自然に受け取り合うような空気感がすごく心地よかったです。


仲間からのコメントにハッとする瞬間ってありますよね。それが気付きや学びとなって自分の中に入っていく感覚があるというか。

そうですね。他にもファシリテーターのひろきさんの立ち振る舞いが参考になりました。オンラインだと、どうしてもリアクションって伝わりにくいですよね?でも、ひろきさんは画面越しからも分かるようにリアクションをされていて、ファシリテーターとしてリアクションの大切さを感じました。

リアクションがあるだけで、話しやすさが大きく変わると思います。りえご自身がファシリテーターをされているので、ファシリテーターがどのように振る舞うか?というところにも注目されていたんですね。
りえは、すでにファシリテーターとして活躍されているので、いろんな場面で学んだことを活用されていると思うのですが、実践されたことについても教えていただけますか?

対話の場づくりをする際に導入部分で「 Yes, And 」や「僕ボブ・僕ボブ」を取り入れることがあります。ワークを通して対話への心構えを体感してもらい、参加者の方が「楽しい」、「安心できる」という気持ちになってもらえたら良いなと思って取り入れています。
私は対話する時、どの人が言った意見も全部正解だと考えています。「どんな意見も間違いはないよ」という場づくりをする時に Yes, And が良い効果を生みます。 Yes, And の心地良さを体感しているので、「その気持ちを持って対話に臨んでくださいね」と伝えやすくなるんです。

導入部分で Yes, And ​​の体感があるからこそ、対話に進んだ時、みんなが受け入れ合う空気になっているということですね。失敗を受け入れ合う「僕ボブ・僕ボブ」も空気づくりに役立ちそうですね。

そうなんです。複数人で喋ってると、「私だけがこんなことを思っているのかな?」、「私はそう思ってないけど、言いづらいなぁ」といったことが起きたりします。特に企業の中だと「会社的に、または世間的に正しいことを言わなければならない」と思う方もいらっしゃいます。
そういう時に「僕ボブ・僕ボブ」のように楽しく失敗するワークをすると、 失敗を歓迎する雰囲気が生まれます。その雰囲気によって、まとっている鎧を取ることができ、話しやすい場へと変化させることができます。他にも感情のボールなど、たくさんのワークを取り入れていきたいですね。

対話を進めるためには心理的安全性が必要ですよね。インプロのワークによって場がほぐれて、ありのままの自分を表現しやすくなると思います。

そうですね。自分の話を批判や意見を挟まれずに、ただ聞いてもらえるという経験を多くの方にしてほしいと思います。聞いてもらえるだけで癒されることってありますよね。また対話によって、自分の中に気付きを発見することもあります。そんな体験を私は「自分とつながる」と表現しているのですが、価値観や大事にしていることを対話することで、人とのつながりも感じられると思っています。今後、そういう場づくりができたら良いですね。

対話によって、自己理解から他者理解へとつながっていくように思います。
りえは心理的安全性インプロファシリテーターのワークショップを受講されて、どんな方におすすめしたいと思われますか?

老若男女問わず、あらゆる人にオススメします!!学校の先生であれば道徳の授業に、企業であれば新入社員研修に取り入れることができると思いました。真剣に相手を観察することや相手の気持ちを想像することって、真面目にやっても難しいと思うので、インプロファシリテーターの手法を使えば、行いやすくなると思います。
もし可能であれば、みんながファシリテーターを体験することも大事だと思います。自分がファシリテーションすることでワークの捉え方や大事にしているメッセージを受け取りやすくなると思うんです。みんなが交互にファシリテーションできる場があると良いかもしれないですね。

ファシリテーションをすることで改めてワークの重要性やその効果を体感できるという側面がありますよね。ぜひ、いろんな立場の方に受講していただきたいと思います。
りえ、お話を聞かせていただき、ありがとうございました。 

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