日本即興コメディ協会のブログ

受講後インタビュー:高校教員 持永 明子さん

お話を伺うのは、高校で生物の先生をされている「もっち」こと、持永 明子さんです。心理的安全性アンバサダー認定ワークショップの受講後インタビューに答えていただきました。

心理的安全性アンバサダーのワークショップを受講された感想を教えていただけますか?

最初は子どもが寝る時間と重なるので全6回、参加できるかどうか心配でした。しかし家族のサポートもあり、ワークショップだけではなく、その後の放課後の時間にも参加することができました。かえって、20時〜22時という時間設定は私にとっても家族にとってもプラスになったと思います。
他にもワークショップで自分にとってプラスになったと感じるのは、読書会の時に学んだ本の読み方ですね。自分の中で、ストンと落ちたというか。心理的安全性以外のところでも役に立つことだと感じました。

受講するにあたって、ご家族のサポートは大きかったですね。もっちの“ストンと落ちた”という言葉が印象的だったのですが、これはDay4で行う読書会についてですよね。この点について、もう少しお聞きしても良いですか?

自分のなりたい姿を想像して、妄想計画を立ててから本を開くと、自分の欲しい情報が入りやすくなって、頭に残るんだと感じました。Day4の課題でしたので、この読み方を事前に2回ほど実践してみたんです。妄想計画を2パターン作って読んでみました。自分が立てた問いに対する答えが得られ、やればやるほど本の内容が自分の中に入ってきました。
行き詰まった時にも、この読み方が役立つと思います。自分がどうなりたいかが何となくでも分かっていると、答えを見つけやすくなると感じました。
元々、本を読むことは好きですが、この本の読み方は今後も行っていきたいと思っています。

確かに読書会は、新鮮な学びですよね。視点や問いを変えることで、同じ1冊の本でも興味深く読めると思います。他にもワークショップの中で印象に残ったことなどありましたら、教えていただけますか?

ワークショップの前半は、どんなワークをするんだろう?、誰と組むんだろう?というドキドキ感がありました。しかし後半は怖さがなくなってました。このドキドキ感を体験したことで、初めて会う人と隣同士になっても緊張しなくなりました。良い意味で鍛えてもらえたと思います(笑)。
あとは、自分のコミュニケーションのクセに気付きました。私は相手の発言に対して、自分の意見を伝えることよりも相手が言ってほしい言葉を言うことが多かったんです。それに加えて、今までは自分が話し過ぎていたなぁ、と思いました。
ワークショップを通して、引き算のコミュニケーションや自分の思いを発信する大切さについて学ぶことができました。

もっちの中で大きな気付きだったことが伝わってきました。私も良かれと思って、話し過ぎてしまうことがあります。特に相手が自分よりも経験が少ない人だと、言葉が多くなってしまいますね。
その後、もっちはコミュニケーションを取る中で、実践されたことや感じられた変化などはありますか?

プレゼンをする時などは自分の意見をしっかり発信していますが、それ以外の部分では受容型に変化しています。相手のことを思うと、つい言葉を足してしまいたくなるのですが、まずは相手から投げられたものを受容し、そこからコミュニケーションを取ることが大切だと感じています。

まさに Yes, And ですね。大きな変化だと思います!引き算のコミュニケーションという言葉は、私にも刺さりました。
今回、もっちがこのワークショップを受講しようと思われた、きっかけについても教えていただけますか?

DAY4担当されている、あーさ(福島 梓さん)の紹介がきっかけです。私自身もちょうど、心理的安全性について考えていたので、受講できて良かったです。

あーささんの紹介だったのですね!心理的安全性について考えておられたということですが、もっちの中で何か課題感のようなものがあったのでしょうか?

今は対話を重視する授業が多くなっているのですが、授業の場に心理的安全性がないと対話が成立しないということを感じていました。生徒とのコミュニケーションにおいて、心理的安全性が必要だと感じ、学んでみようと思いました。
また高校に限らず、保育園や幼稚園、小学校、中学校においても保護者との心理的安全性が必要だと思っています。心理的安全性の重要性を知ることができたら保護者とのコミュニケーションも円滑になると思います。

授業においても保護者との関係のおいても話しやすい雰囲気は必要だと思います。
もっちは心理的安全性アンバサダーのワークショップを受講されて、どんな方におすすめしたいと思われますか?

若いチームリーダーや主任の立場の方に知ってほしいですね。学校の中で言うと、主任になる方がこれからの学校運営を担っていくので、そういう方が受講すると役に立つと思います。
また心理的安全性や Yes, And の考え方は自分だけではなく、みんなが持っていることも重要だと考えています。私自身も今回のワークショップで学んだ心理的安全性を自分の周りが、どうやって取り入れていくかが今後の課題だと感じています。

どんな組織であっても心理的安全性を取り入れることは、課題の一つですね。心理的安全性は自分と相手との間に築くものなので、お互いに Yes, And の考えを共有することが大切だと感じました。
もっち、お話を聞かせていただき、ありがとうございました。

関連記事一覧

PAGE TOP