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受講後インタビュー:英語水先案内人 鈴木 麻理さん

お話を伺うのは、英語水先案内人の「マリン」こと、鈴木 麻理さんです。英語を楽しく思ってもらえるようなゲーム、イベントを企画されています。心理的安全性アンバサダー認定ワークショップの受講後インタビューに答えていただきました。

心理的安全性アンバサダーのワークショップを受講された感想を教えていただけますか?

一言で言うと面白かったですね。このワークショップは心理的安全性について自らが体験し、学び、感じていくことができるものだと思います。でも実は、面白いと感じる前は不安を抱えていたんです。

不安を感じておられたんですか?!どのような不安だったのか、お聞きしても良いですか?

はい。私は友人から、このワークショップを紹介してもらったのですが、最初は心理的安全性がどういうものか分からない状態で参加しました。
ワークショップでは「心理的安全性を醸成するために、〇〇してください」とレクチャーされる、受け身の学びをイメージをしていました。そのため、Day1で色々なワークを体験した時、「なんとなく思っていたものと違う…?」と感じていました。
Day2になり、この学びは自分が学ぼうとして、何かを掴んでいく必要がある講座なんだ、と思いました。そう思った途端、急に怖くなったんです。
同期の方は学校の先生も多く、すでに心理的安全性を実践して土台ができている方たちだと感じていました。その中に何も知らない私が入って、このまま受講しても良いのだろうか?と考えるようになってしまったんです。また主催者が意図している学びと、私が受け取った学びはマッチしているだろうか?と不安になっていました。

率直に話してくださってありがとうございます。様々な葛藤を感じられていたんですね。そこから、どのように面白いと感じるようになっていったのでしょうか?

Day3が終わった後の放課後の時間がきっかけですね。その時に、私の正直な気持ちをお話させていただきました。みなさんが私の話を受け止めて、意見をシェアしてくださったんです。その時に「これが心理的安全性なんだ」と体感することができました。今まで学んだことがつながった瞬間でもありましたね。
そこから講座に向かう気持ちもガラッと変わり、Day4からはワクワクしながら、ワークショップの時間を迎える自分がいました。最終日はワークショップが終わってしまうのが寂しいと感じるほど、気持ちが大きく変化していました。

Day3の放課後が気持ちの切り替えポイントだったんですね。心理的安全性を体感できたということも、マリンの中で大きな出来事だったように思います。
今回、ワークショップを受講するにあたって、マリンの中で何か課題感のようなものがあったのでしょうか?

私は小学生や社会人に英語を教える仕事をしています。に小学生に対して英語を教える時に、私が考えた学びのねらいと違うところに進んでしまうことがあります。心理的安全性を学べば、今よりも子どもたちの気持ちを一つにして、安心して学べる場を提供できると思ったんです。

そのような背景があったんですね。実際、受講されて印象深いところなどはありましたか?

私のレッスンにも取り入れたのですが、ニックネームトスが印象深いです。ニックネームトスによって心理的安全性に対する理解を深めることができました。

相手の名前を呼び合うエクササイズですね。

そうですね。ニックネームトスも段階があって、ニックネームを呼ぶ時に感情を込めて、相手の名前を呼ぶものがありました。zoomで行うので相手の感情や温度がダイレクトに伝わるわけではありません。例えば相手が「悲しみ」という感情で投げたとしても、私は「怒り」という感情で受け取るかもしれないですし、他の方は「恐怖」として受け取るかもしれない…。相手が「どんな感情で投げたのかな?」と観察しながら、表現するのが面白かったですね。
どのように受け止めても良いんだ、それを自分なりに表現しても良いんだ、ということを体験した時にニックネームトスの奥深さを感じました。ただ名前を呼び合うだけではなく、受け入れてもらえる感覚を体感できるワークだと感じました。

その瞬間にも心理的安全性を感じられたんですね。マリンのお話をお聞きして、ニックネームトスの新たな側面に気付くことができました!
レッスンの中で、どのようにニックネームトスを取り入れられたのか、もう少しお聞きしても良いでしょうか?

社会人の方に英語をレッスンする時にニックネームトスを行いました。相手の名前を小さい声で呼んでみたり、元気いっぱいで呼んでみたり、いろんなバージョンで実践してみたんです。
レッスンを受けてくださった方から「最初のアクティビティで体も口も動かしたことで、次の行動に入りやすかった」という、ご感想をいただき、実践して良かったと思いました。
心理的安全性のある空気が作られていると、伝える内容も入りやすくなると思います。
ワークショップで学んだワークについて「こんな学びがあるかもしれない」、「こんな気持ちを味わえるかもしれない」と想像すると、どんどん実践したいと思いますね。

ワークの効果を実感されたんですね。そのお話を聞いて、私も嬉しい気持ちになりました。
マリンは心理的安全性アンバサダーのワークショップを受講されてみて、どんな方におすすめしたいと思われますか?

会社の中で管理職をされている方、また後輩を持つようになった中堅社員の方などに、おすすめしたいです。友達同士だったら、うまくコミュニケーションを取ることができるけど、立場が変わった時に、 どうコミュニケーションを取ったら良いのか分からないという方には特におすすめだと思います。

立場が変わると、コミュニケーションが難しく感じることがありますよね。このワークショップの学びがあると、関係性を築きながら仕事を進めることができると思います。

このワークショップは、心理的安全性がある状態とは?またどのように体現したら良いのか?など、心理的安全性について考えるためのプロセスを学ぶことができると思います。私自身、心理的安全性アンバサダーの認定をいただきましたが、これで終わりではなく、むしろここからがスタートのように感じています。

ワークショップでは自分で考える力を鍛えることができるように思います。またマリンのお話を聞いて、学びを掴み取る姿勢にも励みを得ることができました。
マリン、お話を聞かせていただき、ありがとうございました。 

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