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受講後インタビュー:中学校教員 内田 真美さん

お話を伺うのは、中学校で英語の先生をされている「ウッチー」こと、内田 真美さんです。心理的安全性アンバサダー認定ワークショップの受講後インタビューに答えていただきました。

心理的安全性アンバサダーのワークショップを受講された感想を教えていただけますか?

達成感でいっぱいですね。社会人になってから何かを学んで、学び終えるって簡単なことではないと思うんです。学びたいと思ったことを最後まで終えることができて達成感を感じています。
また私は教員をしているのですが、世界が狭くなりがちなところを、色んな職業の方と出会うことができて、自分の世界が広がりました。「心理的安全性」という言葉を共通項に仲間と知り合うことができました。普段、違う職業の方と出会うことがあまりないので、貴重な機会だったと感じています。

学びを終えられた達成感があったのですね。ワークショップでは、いろんな職業の方と知り合えるので、新しい学びや発見が得られると思います。
今回、ウッチーがこのワークショップを受講しようと思われた、きっかけについても教えていただけますか?

ここ数年で心理的安全性という言葉が、教育の現場でも使われるようになってきました。私自身も担任業務や英語の教科指導の際に、心理的安全性があるかないかで教室内の雰囲気に大きな違いがあると思っています。
特に英語という語学を習得する面でも先生と子どもたちの関係は影響があると感じています。
先生との関係性が、その科目を勉強するモチベーションの一部になることもあると思うんです。
とはいえ、実際にどうやったら心理的安全性が保たれた環境を作ることができるのか、と常々考えていました。
心理的安全性があることと、子どもたちと友達のような関係を作ったり、人気を集めることとは違うと思うので、心理的安全性について、もっと詳しく学びたいと思っていました。
心理的安全性について書かれた本を読んだり、色々調べていく中で、このワークショップを見つけました。

そうした背景があって、心理的安全性に興味を持っておられたんですね。私も学生時代を振り返ると、先生との関係性がしっかりしている教科は、前向きに取り組んでいたように感じます。
ワークショップを受講された中で、印象に残ったことについてもお聞きしたいです。

どのワークもゲーム性があり、それぞれ狙いがあって面白かったです。その中でもヒーローインタビューのワークが印象に残っています。聞き上手になるためのヒントが詰まっていると感じました。また相手が求めていることを言葉にするための練習にもなると思います。
あとはワンワードやピクチャーで、みんなでストーリーを作る時間が楽しかったです。私は相手とやり取りしながら一緒に作るのが好きなんだと思います。

みんなで同じ絵を想像しながら進めていくワークは共創を体感できて楽しいですよね。安心な場だからこそ、アイディアも生まれると思います。
ウッチーがワークショップで学んだ内容を活用した場面、もしくは活用していきたい場面についても教えていただけますか?

浦島太郎などの昔話をワンワード(一文節)で繋いでいくワークを体験しましたが、それを英語にして実践してみようと考えています。ワンワードなら学生でも取り組みやすいと思います。

英語版ワンワード、楽しそうですね!思うように言葉が出なくても、ワンワードならハードルも下がりますね。みんなで教え合いながらできそうです。

そうですね。自分が思うように表現できなかった時、友達や先生から教えてもらうという経験がありますよね。そうした「言いたいけど、言えない」という、もどかしい瞬間があった方が、学びも深くなると思います。その人にとって活きたボキャブラリーになるんですよね。
特に英語の場合は、「間違えたらどうしよう」、「言い淀んでしまったら恥ずかしい」と一度でも思ってしまうと、何も言えなくなってしまうということが起きやすくなります。
私の授業では「間違えても大丈夫だよ」、「たどたどしくても良いんだよ」というメッセージを伝えるようにしています。間違えて当たり前という雰囲気を作っていくことの大切さを、このワークショップを通して再確認できました。

失敗が当たり前という空気感があると、安心してチャレンジできますよね。ウッチーは心理的安全性を作るために、どんなことを意識されているのか、もう少しお聞きしても良いですか?

まずは自分をオープンにすることを大事にしています。英語の授業であれば、自分自身も伝えたいことを間違いながら、言い淀みながら伝えたりすることもあります。
クラス運営では、事務的な連絡で終わるのではなく、家で起きた出来事などを話したりしますね。子どもたちの中には、その話を聞いて質問してくれる子もいます。質問してくれたり、自分から話してくれる子を中心に、教室の中でコミュニケーションが生まれるような仕掛けを作っています。

子どもたちとの関係を作るために、自分をさらけ出すことを意識されているんですね!先生が失敗をオープンにしてくれたり、自分をさらけ出してくれることで、心理的安全性も高まると思います。クラスの雰囲気などで感じられた変化はありましたか?

クラスでレクをした時に一人の子の失敗を、みんなが笑顔で受け止めている場面がありました。ワークショップの中で、失敗を「イエーイ」と言って、みんなで受け入れる僕ボブ僕ボブのワークがありましたよね。その時と同じような温かい空気感が作られているのを感じました。

嬉しい出来事ですね!クラスの中が温かい雰囲気で包まれている感じがします。

それができているのは子どもたちのおかげでもありますね。

“子どもたちのおかげ”と言ってくれる先生がいるということが素敵です。心理的安全性を感じさせてくれますね。
ウッチーは心理的安全性アンバサダーのワークショップを受講されて、どんな方にこのワークショップをおすすめしたいと思われますか?

職種を問わず、心理的安全性というキーワードに興味ある方なら、どんな方でもおすすめだと思います。また親子や夫婦、上司と部下、ママ友など、あらゆる人間関係の中で行き詰まっていると感じる方が受講されると、何か突破口になるものが見つかるかもしれないです。
また今いる自分の環境から世界を広げたいという方も色々な発見があると思います。

実際、いろんな職種の方が来られていますよね。私自身もワークショップでの出会いによって、自分の世界が広がる感覚がありました。またコミュニケーションのヒントもたくさん得られると思います。
最後にウッチーから、これから心理的安全性アンバサダーのワークショップを受講される方にメッセージをお願いします。

とにかく温かい空気です。それはどの期の方でも共通だと思います。心理的安全性に興味があったり、すでに勉強されていて、さらに深めたいと考えている方が集まっています。良い関係性を築こうと努力されている方たちが集まっているので、自然と温かい空気に包まれています。
私も会ったことがない人と、こんなに笑い合えるんだ、と思いました。
自分自身の関係作りについて考えることができたり、自分が本来もつ柔らかい心を取り戻せる時間にもなると思います。

心理的安全性が保たれた温かい空気を肌で感じられますよね。自分自身を振り返る時間にもなると思います。
ウッチー、お話を聞かせていただき、ありがとうございました。 

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