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受講後インタビュー:ソーシャルデータバンク株式会社でマーケティングに携わる 近藤 守さん

お話を伺うのは、ソーシャルデータバンク株式会社でマーケティングのお仕事をされている「まもる」こと、近藤 守さんです。心理的安全性アンバサダー認定ワークショップの受講後インタビューに答えていただきました。

心理的安全性アンバサダーのワークショップを受講された感想を教えていただけますか?

学びに対して積極的な方が受講されているなぁ、という印象がありました。
学校の先生など、いろんな職業の方と交流でき、学びの多い時間になったと思います。
今の仕事をする前に、携帯ショップの店長としてマネジメントに携わっていたので、教育について考える機会が多くありました。
学校の先生をされている方と、ワークショップの中で教育について話したり、意見を聞くことができて、興味深く感じました。
自分が経験してきたことと重ね合わせて考えることで、毎回、気付きを得ることができたと思います。そして、自分が突き詰めたかったことはこれだ!という思いも湧いてきました。

いろんな職業の方たちと話せると、新たな視点に気付くことができますよね。
まもるがおっしゃっていた“突き詰めたかったこと”について、もう少しお聞きしても良いですか?

みんなが話しやすい安全な場を作るということですね。私自身、店長をしていた時に、思うようにマネジメントができないこともありました。
その中で信頼関係を築くためにコーチングを学んだり、安全と感じてもらえるような場づくりを心がけていました。

部下の方が心理的安全性を感じられるようにされていたんですね。もし良かったら、まもるが行っていた場づくりについて教えていただいても良いですか?

色々ありますが、朝礼をクイズ形式にしたのは良かったと思います。朝礼もただ伝えるだけでは、忘れてしまうこともあります。伝えたいことをクイズにして覚えてもらうことで、記憶にもとどまり情報共有に役立っていました。
その際、間違えた人に恥をかかせないよう二人一組のペアでクイズに答えてもらう形にしました。個人で参加すると、間違えたら恥ずかしい思いをさせてしまうので、あえてペアにして、考えてもらうようにしたんです。

素敵なアイディアですね!伝えたいことをクイズにすることで、楽しみながら大事なことを覚えていけると思います。しかもペアで考えることで、失敗した誰か一人が注目されることもないですよね。

誰しも怒られたくないですし、恥ずかしい思いはしたくないと思うものです。なので私はマネジメントの中で、怒ったことがないんですよね。その怒るという手段を使わないことが、必ずしも正解とは言いませんが、怒るということをしなくても相手の成長を促すことはできると思っています。
どんな良いことを言っても、相手と信頼関係を築くことができなければ、何を言っても相手に伝わらない…そのことが分かって、怒るという選択肢はなくなりました。相手に考えてもらうことで成長を促したいと考えているんです。

信頼関係はどんな関係性においても基盤となりますよね。恥ずかしい思いをさせたくないという配慮からも、まもるの思いやりを感じました。教えてくださってありがとうございます。
まもるはどんなきっかけで、このワークショップを受講されたんでしょうか?

現在、タレントフォーカスという人の強みを活かすためのプログラムに興味を持って取り組んでいます。このコンテンツをお伝えする時に、心理的安全性アンバサダーの認定が役立つと感じて、受講しようと思いました。

そのような背景があったんですね。実際、受講されてみて、ワークショップの中で印象深い点などはありましたか?

「最高の観客」が印象深いですね。

最高の観客ですね!“観客(聞き手)が最高であれば、演者(話し手)は最高のパフォーマンスを発揮できる”というものですね。

そうですね。プレゼンをする場面などで、発表を見ている人は評価の目で発表者を見ることが、ほとんどだと思います。でも発表者の良さを引き出すのはそれを聞いている人なんじゃないか、という視点が新鮮でした。
プレゼンなどの場面で聞く側が「最高の観客」だったら、もっと空気も良くなって、発表者のパフォーマンスも上がると思うんです。

どんな発表でもリアクションして聞いてくれたら、緊張することもなく、自分らしく発表できそうですね。

プレゼンに加えて新人さんのミスに対しても、この考え方は応用できると思うんです。例えばミスをしてしまった時に、もしかしたら周りが新人さんのパフォーマンスを引き出せてなかった可能性もあるのではないか、と考えさせられました。

マネジメントをされてきた、まもるならではの視点ですね!
確かにサポートする側がどんな対応をするかで、新人さんが自信を持って仕事を行えるかどうかにも影響することがあると思います。
まもるはワークショップで学ぶ前から、すでに心理的安全性を実践されていますが、今回のワークショップで学んだことを今後、活用していきたい場面などありましたら、教えていただけますか?

仕事の中でインプロのワークを実践するということは難しいかもしれませんが…。
ワークショップの中で簡単に解決できない問題について,
Yes, And しながら解決策を考えるのが楽しかったです。ブレストなどの場面で活用できたら、と思います。

いろんな問題について Yes, And しながら考えるのも面白いと思います。自分も相手も想像していなかった、別の答えにたどり着くことがありますよね。
まもるは心理的安全性アンバサダーのワークショップを受講されて、どんな方にこのワークショップをおすすめしたいと思われますか?

中間管理職の方におすすめだと思います。人に影響を与える時にも心理的安全性は必要だと思います。管理職という立場になった時に、朝礼などで人前で話す機会も増えます。思うように人は動かないですし、人に影響を与えることの難しさに直面することがあります。私は店長になった時、その無力さを感じました。今、そんな風に無力感を感じている方がいたら、このワークショップにたどり着いてほしいな、と思います。

マネジメントに課題を感じている方にも、ヒントとなるものが得られると思います。まもるのマネジメントについての実践も知ることができて、勉強になりました。
まもる、お話を聞かせていただき、ありがとうございました。

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