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受講後インタビュー:高校教員 北郷 晶子さん

お話を伺うのは、高校教員の「あきちゃん」こと、北郷 晶子さんです。心理的安全性アンバサダー認定ワークショップの受講後インタビューに答えていただきました。

心理的安全性アンバサダーのワークショップを受講された感想を教えていただけますか?

毎回楽しかったです!土曜日が来るのを楽しみにしていました。終わった後も、また来週も頑張ろうって思えるワークショップでしたね。

あきちゃんは、このワークショップから活力を得ていたんですね。

そうですね。またワークショップで学んだことで、自分の仕事に対する考え方や職場の職員に対する見方、生徒に対する声かけも変わったと思います。ワークショップ以外の時間も自分で調べたり、本を読んでみたり、心理的安全性について学びを深める良いきっかけになりました。

ワークショップを受講して、いろんな変化を感じられていますね。その後も学びを続けられている姿に刺激をいただきました!
「仕事に対する考え方や職場の他の職員に対する見方、生徒に対する声かけも変わった」ということですが、どんな変化があったのか、もう少し詳しくお聞きしても良いでしょうか?

心理的安全性という言葉を知ることができて、どうやったら心理的安全性を醸成できるか?どうやったら相手のことを尊重できるか?ということを考えるようになりました。心理的安全性という言葉が自分の中にあるだけで、こんなに見方が変わるんだ!と驚いています。

大きな変化ですね!きっと言葉を知る前から、あきちゃんは心理的安全性を大事にされていたのではないかと思います。それが言語化されたことで、より意識が向けやすくなったということもあるのではないでしょうか?

そうだと良いですね。思い通りに行かない時って、本当は相手のことが嫌いとかではなくて、自分の中で、「こうしてほしい」という思いが強くなっているのかもしれません。心理的安全性という言葉を知って、以前よりも柔軟に考えることができるようになりました。


新たな気付きによって今までとは違う側面から物事を考えることができますね。
今回、あきちゃんがワークショップを受講されたきっかけについても教えていただけますか?

あーさからの紹介ですね。大規模なワークショップを実施するにあたって、相談に乗ってもらっていた時に、このワークショップを教えてもらいました。
体験会に参加して、ここで学んだワークを活用できたら、いろんなところで楽しい場面が増えると思いました。

あーささんからの紹介だったんですね。あきちゃんの中で様々な場面での場づくりに役立てたいという思いもあったんですね。実際、受講されて印象に残ったことはありますか?

ニックネームを呼び合う効果の大きさを感じました。自分もニックネームで呼んでもらえることが嬉しいと感じましたし、一緒に参加する初対面の方にも親近感が湧いていることに気付きました。

ニックネームで呼び合うだけで相手に親しみを感じますよね。学生時代、「さん付け」で呼ぶことを教わりましたが、教室の中でもニックネームで呼び合う環境があったら、心理的安全性を醸成することにもつながりそうです。ニックネームの効果は確かに大きいと思います。

またワークを行うにあたって、楽しいからワークをやるのではなく、明確な目的や意図を持つことの重要性を感じました。心理的安全性を醸成してからの方が、チームとして活動しやすくなる場合にはワークを足したり、生徒の様子を見ながら意図を持って行いたいと思いました。

インプロワークは楽しい部分も大きいですが、その裏にある目的や意図も大切ですよね。
あきちゃんがワークショップで学んだことを活用された場面がありましたら、教えていただけますか?

先程お話ししました、大規模ワークショップで「僕ボブ・僕ボブ」を実践しました。一学年全員で170人の生徒が集まり、いくつかのグループに分けて行いました。

170人で僕ボブ・僕ボブというのは、すごい規模感で実践されていますね!実践される前と後で感じられた変化などはありますか?

ワーク後は「何を言っても受け入れてもらえる」、「変なこと言ってしまっても大丈夫」という雰囲気ができていたように感じます。普段、接点が少ない生徒同士がワークで失敗をして「イエーイ」とハイタッチしているのを見て、仲良くなるきっかけになれば、と思いました。

嬉しい瞬間ですね。受け入れてもらえる雰囲気があると、「思っていることを言えない」ということも減っていくように思います。
そして、あきちゃんが今後もいろんな場面で学んだことが活用されていくんだろうな、と思いました。

現在、探究活動の中で初対面の人と心理的安全性を醸成しながら、対話できるイベントがあると良いな、と思って企画しています。学校に地域の方をお呼びしてイベントを行う予定です。

素敵です!あきちゃんの周りで心理的安全性がどんどん醸成されていますね。
あきちゃんは心理的安全性アンバサダーのワークショップを受講されて、どんな方におすすめしたいと思われますか?

学校関係のお仕事をされる方におすすめですね。今の教育現場では、いろんなキーワードが飛び交っています。その中の一つに「心理的安全性」も含まれています。言葉のイメージだけを捉えて、言葉だけが一人歩きしてしまわないように、心理的安全性がどんなものなのか、体感として自分の中に落とし込むことが大切だと思っています。本当の意味で心理的安全性を醸成し、お互いの意見を尊重し合える関係を築くことができたら良いですね。また生徒たちも学生の間から学ぶことができたら、心理的安全性の広まりも大きくなっていくと思います。

心理的安全性の本質的な部分ですよね。このワークショップでは体感として心理的安全性を学ぶことができるので、ぜひ多くの方に知ってほしいと思います。
あきちゃん、お話を聞かせていただき、ありがとうございました。 

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