日本即興コメディ協会のブログ

受講後インタビュー: 地方公務員の加藤満さん

その他に印象に残ったシーンはありましたか?

ワークショップの最初にやった「名前回し」ですね。、初日と最終日にやったと思うのですが、違いを感じました。それって、この講座の中で相手を知ったから、受け取れるようになったからかなぁ、と思いました。

それは、最初はゲームだからやってるっていう感覚から、最後は心から相手を受け入れられているような感覚の変化でしたか?

そうですね。最後は、受け入れたい、と思った。最初はドキドキした感じが多かったと思うけど、インプロにも慣れてきたのか。その変化は結構印象的でしたね。

深いですね。実は同じエクササイズをやるのにも意味があって、特に名前回しも特別なエクササイズではないけど、その時によって違いがあるんですよね。やはり場の雰囲気や、チームの雰囲気が変わっていたし、もっというと、みつる自身が積極的になれていたのかな、とも思います。

その他に何か気づきなどはありましたか?

まだ、わからないのは、場の和ませ方みたいなのは、腑に落ちてない感じがあります。コミュニティでもやってみようかなと思ったけど、腑に落ちてないままでやってもなぁ、と思い、まだやっていないんです。

そうですね。そこは難しいところだと思います。

そうだなぁ…、やっぱりどうしても最初ってやらされ感が出てしまうと思うんですよ。その伝わり方を回避できる方法ってなんだろうな〜っと。毎回やっていくぐらいしかないのかなぁとか。

私たちは熟練したファシリテーターがアイスブレイクをやるので、やらされ感が少ないか、あったとしてもだんだんエクササイズに集中してくる。でも、みんながみんなできるわけではないと思うんですよね。ファシリテーターが「さりげなく」アイスブレイクしようとすることがポイントの1つだと思います。一番大事なのは、その場を和ませようとする気持ちや態度だということかなと思います。

必要な場と、そうじゃない場があるのかもしれませんね。

必ずしもエクササイズをやる必要はないんです。小噺するとかでもいいわけで。あと、ちょっと体を動かすとか。エクササイズではないアイスブレイクを考えるとか、みんなで考えてもいいかもしれないですよね。だって絶対やりにくいところってあるじゃないですか。

そうですよね。

話は変わりますが、住民の方と地域外の人とが対話するようなイベントとかもやっているんですか?

今は新型コロナウイルスの影響でなかなか難しかったりするんですが、外の人との繋がりを見える化していこうというコミュニティの動きがあります。月一で対話する会みたいなのを初めているんですけど、こういう方向に持っていきたい、という気持ちが強かったなと感じています。
だから、次回のテーマも、こっちで用意して、次はこれで行きませんかと提案していたんですが、9月からはある程度任せようと思っています。その場でテーマが出てきたら、それを次にしようという風にしたんですよね。

難しいですよね。方向性もある程度必要だし。コミュニティの自主性も大切ですし。

そうですね。ある程度大きな方向性だけは決めて、あと任せるようにしたいと思っています。

良いですね。やはりコミュニティには適度な自主性が大切だと思います。

それでは今後の目標やビジョンについてお聞かせいただけますでしょうか?

正直に生きていきたいなと思います。改めて今回のワークショップを受けて思ったのは、心理的安全性のある場とは、馴れ合いの場じゃないということ。
時に個人の感情と、例えば否定的な話になった時に、否定されているんじゃないかって思う場面はあるんですけど、そう言う時でも一歩超えていきたいなと思っています。
感情に線を引くのとは違うんですけど。そもそも前段として、相手を信頼して受け入れると言うことがあるので、そう言うところに身を置きたいと思いますね。

そうですね、自分だけの方向に信頼してもらうと言うことではなく、相互信頼というのが一番重要ですよね。その中である意味、厳しいことを言われたとしても、相互信頼ができているから一緒に乗り越えられるのだと思います。相互信頼がなければただの非難とか悪口になってしまいます。
そういう意味では、信頼をするし、信頼されるし、その中で馴れ合いじゃない心理的安全性を作りたい、そんな感覚でしょうか?

そうですね。

協会としては、今後もこの心理的安全性アンバサダーを広めていきたいと考えています。今、どういう人におすすめしたいというのはありますか?

そうですね…、自分を生きたいけど、生きれていない人。
そういう人には刺さるんじゃないかなと思います。本心を出すということが、ちょっと悪いことだっと思っている、僕を含めて、結構いると思うんですよね。何か言いにくいことが思い浮かんでも、その自分の思いに蓋をするというか、自分でいたいのに、いられないって人っていうですかね、そんな人たちに受けて欲しいですね。どの職業であってもいらっしゃると思うので、職業はあまり関係なくそういう方がに受けてほしいです。

ありがとうございます。それは、自分を抑えて、普段働いている人とか、生きている人ってことですよね?

そうですね。

会議とかでも思ったことをそのまま言えばいいんだけど、それを話した時のリスクとか、相手がこう思うんじゃないかって先回りして、なかなか意見が言えなくなって。ある意味悶々としている方々ですかね?

ですね。悶々としながら、朝ドアを開ける人。
でも、意見を言いながら関係性を作っていくことも必要だなと思うようになりました。

ありがとうございました!みつるの実践していくのが難しい、という気持ちも含め確認できて良かったです。ぜひ、今後も心理的安全性アンバサダーコミュニティで、実践結果や難しさも含めて共有してください。他のアンバサダーの学びにもなりますので。

こちらこそ、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

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