こんにちは!
「なんか最近、職場で発言しにくいんだよな…」とか「新しいことやりたいけど、失敗したらどうしようって不安になる…」みたいな、ちょっとしたモヤモヤを抱えている人もいるんじゃないかなって思います。今回は、そういう悩みに、もしかしたら少しヒントになるかもしれないお話をしたいと思います。
目次
インプロ研修と心理的安全性
今回のテーマは、「インプロ研修」と「心理的安全性」についてです。なんだか難しそうな言葉が並んじゃいましたけど、いつもの感じで、ゆるくお話しできればなと思ってます。
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心理的安全性が重要なのはわかるが…
さて、「心理的安全性」って言葉、最近本当によく耳にしますよね。 「チームのパフォーマンスを上げるには、心理的安全性が大事なんだ!」みたいな。特に、Google が「効果的なチームの最も重要な要因は心理的安全性だった!」って発表してから、一気に広まった感じがあります。心理的安全性に関する本もたくさん出版されています。
でも、じゃあ具体的にどうすれば心理的安全性が高まるの?ってなると、途端に「うーん…」ってなりませんか? 「もっと積極的にコミュニケーションを取ろう!」とか「風通しの良い職場を目指しましょう!」みたいなアドバイスはよく聞くんですけど、言われても「具体的に何をどうすれば…?」ってなっちゃうこと、ありませんか。なんだか、ちょっとフワッとしてるんですよね。
たしかに、みんなが何でも言い合える雰囲気って大事ですよね。 でも、「さあ、今日から心理的安全性を高めるぞ!みんな、もっと発言してね!」って言われても、急にできるもんじゃないと思うんです。むしろ、「え、なんか発言しなきゃいけないってプレッシャー…?」みたいに感じちゃう人もいるかもしれません。
「失敗しても大丈夫だよ!」って言われても、心のどこかで「本当に…?(疑いの目)」って思っちゃうのが、僕ら人間ってもんですよね。 だから、頭で「心理的安全性、大事!」って理解しようとしても、なかなか実際の行動には結びつきにくいのかもしれません。
心理的安全性を高めるにはどうすれば良いのか?
とはいえ、やっぱりチームの中で「ここでは何を言っても大丈夫だ」とか「失敗しても受け止めてもらえる」って思える感覚は、すごく大事だと思うんです。 じゃあ、どうすればそういう感覚を自然に育てていけるんでしょうか?
そこで今回お伝えしたいのが「応用インプロ研修(インプロを応用した研修)」です。
「応用インプロ」は、もともと即興コメディ・演劇(インプロ)のトレーニング方法なんですけど、それをビジネスの現場だったり、教育の場面だったり、いろんなところで活かしていこう!っていう取り組みです。ものすごくざっくり言うと、「コミュニケーション力を鍛えるゲームみたいなもの」ってイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません。
インプロの原則1:「Yes, And」:否定されない(受け止めてもらえる)ことの効果
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この応用インプロには、いくつか面白い原則があるんです。 例えば、一番有名なのが「Yes, And (イエス・アンド)」っていうルールです。 誰かが何かアイデアを出したら、まずは「Yes(はい)」って受け止めて、そこに「And(そして)」で自分のアイデアを付け加えていく。頭ごなしに否定したり、「でも…」って言わないのがポイントです。
これ、すごくシンプルですけど、やってみると「あ、自分の意見がちゃんと聞いてもらえた!受け止めてもらえた!」って感じられるんですよね。否定されないって分かると、どんどんアイデアも出しやすくなります。これって、心理的安全性の「オープンな会話」とか「インクルージョンと多様性」に繋がる感じがしませんか?
インプロの原則2:「失敗を恐れない・ギフトとして受け入れる」:失敗のおじぎ
もう一つ、面白いのが「失敗を恐れない・ギフトとして受け入れる」っていう考え方です。 例えば、「失敗のおじぎ」っていうエクササイズがあったりします。これは、何か失敗しちゃった人がいたらおじぎをして、みんなで拍手して「ナイス失敗!」みたいに称える、みたいなイメージです。
最初は「え、失敗して拍手??」って思うかもしれないんですけど、これってチャレンジに「失敗しても大丈夫なんだ」「むしろ失敗から学べるよね」っていう空気を、体験を通して作っていくってことなんですよね。失敗への恐れが和らぐと、新しいことにチャレンジしやすくなる。まさに「リスクと失敗への態度」を育む練習です。
体で覚える心理的安全性:インプロ研修は「遊び」に近い感覚
他にも、「積極的傾聴」とか、「今の瞬間に集中する」とか、いろんな原則があります。 これらに共通してるのは、頭で「心理的安全性を高めよう!」って意識するんじゃなくて、ゲームみたいな活動を通して、「あ、ここでは安心して失敗できるんだな」とか「何を言っても大丈夫なんだな」っていう感覚を、体で覚えていくってことなんです。
研修っていうと、なんだか堅苦しいイメージがあるかもしれませんけど、応用インプロの研修は、「遊び」に近い感覚で取り組めるものがほとんどです。
先進企業の取り組み:Google、Pixar、Netflix、IDEO
実際に、Google みたいな先進的な企業も、心理的安全性がチームの成功にすごく重要だって言っていますし、Pixar や Netflix みたいな会社でも、こういうインプロの研修や要素を取り入れたりして、社員がもっと自由にアイデアを出したり、リスクを取ったりできるような文化を作ろうとしています。
IDEOっていうデザイン会社も、新しいものを生み出すプロセスに、応用インプロの考え方を取り入れているそうです。失敗を恐れずに、どんどん試してみるっていう姿勢が、イノベーションには欠かせないってことなんでしょうね。
まとめ:気負わずに、ゲームを楽しむように
というわけで、今日はインプロ研修や応用インプロと心理的安全性について、僕なりに思うことを書いてみました。
「心理的安全性を高めなきゃ!」ってあんまり気負いすぎちゃうと、かえって職場がギスギスしちゃう…なんてこともあるかもしれません。 それよりも、みんなでちょっとしたゲームを楽しむような感じで、笑い合いながら「ここでは言っても大丈夫なんだな」「失敗しても次があるさ!」っていうポジティブな感覚を、少しずつ育てていく。そんなアプローチの方が、結果的には近道になるんじゃないかなーなんて思います。
いきなり会社で「応用インプロの研修を導入するぞ!」ってなるのはハードルが高いかもしれないですけど、例えば、普段の会議で誰かが何か意見を出した時に、すぐに「でもそれは…」って言うんじゃなくて、「なるほど、いいね!じゃあ、もっとこうしたらどうかな?」って、「Yes, And」の精神をちょっとだけ意識してみる。
そんな小さなことからでも、何かが変わっていくのかもしれません。
皆さんが職場で、少しでも肩の力を抜いて、安心して自分の考えを言えたり、新しいことにチャレンジできたりするようになったら、もっと仕事が楽しくなるんじゃないかなって思います。
もし、インプロ研修についてもっと詳しく知りたい!と思ったら、気軽にお問い合わせくださいね。
今回はこんな感じで。ではまた!
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