受講後インタビュー: 私立小学校教員 浜屋 陽子さん

6日間の心理的安全性アンバサダー認定ワークショップを1週間前に終えた、私立小学校で先生をされている「れくまり」こと浜屋陽子さんに受講後のインタビューに答えていただきました。

今回は受講後インタビューにお付き合いいただき、ありがとうございます。また、6日間の心理的安全性アンバサダー認定ワークショップ、お疲れ様でした。

こちらこそ、ありがとうございました。たくさん笑って、楽しい講座でした。

ありがとうございます。今日は本搾りなしで恐縮ですが(笑)、さっそく、今回の受講目的からお伺いできればと思います。

はい(笑)、私は、小学校の教員なので、保護者、児童、同僚などいつもたくさんの人と接します。そんな中で、心理的安全性を活かした空気や関係性をどうやってつくったら良いのか、その手法を知りたいな、と思って参加しました。

受講前の課題や期待していたことなどはありますか?

[simple_tooltip content=’私立小学校の先生で心理的安全性アンバサダー’]加藤先生(ちゃりさん)[/simple_tooltip]が、「こんなに笑った研修は久しぶりだった」って SNS で書かれていたので、どんな楽しいことをするのかな?って思って参加しました。以前受講した「構成的グループ・エンカウンター」、っぽいのかなとも感じました。それだったらすぐ取り入れられそうだなと思って。教室で実践できたらいいなと。

「構成的グループ・エンカウンター」とは何ですか?

教員向けの研修で多く取り入れられていて、課題にグループで取り組み、そのときの気持ちを率直に語りあって互いに認め合う体験する、というものです。[simple_tooltip content=’即興コメディ/演劇のゲーム、役者の訓練として発達、主にコミュニケーションの訓練などに使う’]インプロ(即興コメディ・演劇)のエクササイズ[/simple_tooltip]のようなものがあって、感動で涙ぐむ先生もいました。

なるほど、インプロに似ていますね。もしかすると何かしら影響しあっているかも知れないですね。

では、受講のきっかけやなぜこのワークショップを選ばれたのか、お聞かせください。

[simple_tooltip content=’私立小学校の先生で心理的安全性アンバサダー’]加藤先生(ちゃりさん)[/simple_tooltip]が Facebook にアップされていて、それを見たのがきっかけで知りました。ちゃりさんの投稿のタイミングで受講しようと思ったけど、本の到着が間に合いそうになかったので、次の回に申し込みました。お友達には「即興コメディ協会って、何目指してるの?」とは言われました(笑)。

確かになにやらされるんだろう、というお話は少なからずあります(笑)。

ワークショップ受講までのプロセスや日程はどうでしたか?新型コロナウイルスの影響を受ける前までは2日間のリアルな研修としてやっていたのですが。

2日間のリアルでなくても、オンラインで6回も会うとまるで旧知の友人だったかのような感覚が芽生えました。
2時間という長さもちょうど良かったです。私は夏休み期間中だったのもあるけど、他の仕事している方も通いやすいのでは、と思いました。参加を検討した他の講座で5時間×2回のものがあったのですが、それは相当ハードルが高いと思い諦めました。

受講後1週間しか経っていないですがワークショップの効果について、今後の期待も含め、お聞かせください。

オンラインでも心理的安全な空気を作ることができる、というのを感じることができました。夏休みということもあり、毎日のようにオンラインの講座を受講したり、イベントのお手伝いをしたりしていますが、心理的安全性アンバサダーの講座で学んだことを参考にできました。

具体的にどのようなことを参考にできましたか?

Zoom を使ったイベントをお手伝いしたのですが、日本即興コメディ協会の方がやっているような空気を作る。司会者が別にいて、共同ホストでお手伝いしている時もニコニコしていました。今回のワークショップでは、[simple_tooltip content=’日本即興コメディ協会のインプロファシリテーター’]しんのすけ[/simple_tooltip]の反応が印象に残っています。リアクションを大きく、温かい空気を作る。ひとりの参加者として別の講座を受講したときもそのように心がけるようになりました。

[simple_tooltip content=’日本即興コメディ協会のインプロファシリテーター’]しんのすけ[/simple_tooltip]が大げさなリアクションをしたり、[simple_tooltip content=’日本即興コメディ協会のインプロファシリテーター’]ひろき[/simple_tooltip]が少し迷走したときに的確にツッコんだり、確かにあのフォローは勉強になりますよね。

そうですね。他の講座でブレイクアウトルームに別れて対話したときがありました。初対面の人たちでしたが、その場で心理的安全性をつくることを意識して、みんなにお話をしてもらうこと率先してできました。上手に聴くことも意識してやってみました。

終わった直後に実践する場があったのですね?ブレイクアウトルームに別れた時ってシーンとしやすいですよね。

そうそう。これまでは自分があまり出しゃばっちゃいけないな、と思ってたので、とりあえず黙っていることが多かった。心理的安全性アンバサダーの時に短い時間で黙ってちゃいけないなと思うようになりました。相手にとってもいい時間にしよう、と思って参加するようになりました。
また、Facebook でも普段は見るばかりで投稿はしなかったのですが、今回のワークショップ後に「ぜひ皆さんで繋がってください」と促してもらったので、積極的に繋がって、投稿するようになりました。別のイベントでも、よかったら繋がりましょうか?と言えるようになった。そちらでもコメントもするようになりました。

そういう行動変容があるとこちらも嬉しいですね。ワークショップを提供している側としては、参加者の中に心理的安全性をつくろうとしてくれる人がひとりでもいるととてもありがたいですね。

それでは受講中、特に印象に残っているシーンがありましたら教えてください。

[simple_tooltip content=’1人はインタビューア、もう1人はヒーローになり話を聞くインプロ(即興コメディ)のエクササイズ’]ヒーローインタビュー[/simple_tooltip]ですね。エクササイズ自体も面白かったけど、[simple_tooltip content=’同期の心理的アンバサダー’]みつる[/simple_tooltip]のお医者さんのシーンを見ているのが本当に面白かった。人間の想像力って、すごいな、って思いました。本当はふたりともインタビュアーでもないし、お医者さんでもないけど、互いに [simple_tooltip content=’インプロ(即興コメディ)のゴールデンルールで相手の提案を一旦まるっと肯定的に受け止め、アイデアや提案を付け加えて返すコミュニケーション手法’]Yes, And[/simple_tooltip]して付け足していくことで、こんなにスムーズにいくもんなんだな〜、っと。
職場でもこういうゲームをやってみたりするけど、先生たちは即興って割と得意で、[simple_tooltip content=’同期の心理的アンバサダーで私立小学校の教員’]あひる[/simple_tooltip]も良い意味でその典型だなと。私は苦手だったけど、とても楽しいなって感じました。観客として観ていて、少しずつ 付け足していって、周りを楽しませることができるんだなと思いました。

他に印象に残っていることはありますか?

4日目にやった Yes,And Book Dialog も印象に残っています。すごく良いと思ったので、あの読み方で学校でもやってみたいですね。自分の目的に合わせてキーワードを拾っていくのが良いなと思いました。国語の授業でも見落としてはならない言葉を見つけていくことをやるのだけど、正解があります。今回は自分の目的に沿ってキーワードを拾うから、キーワードが全然違うことが面白いし、みんなが違うから、双方に深め合うことができたことも良かったかなと思いました。

すごく嬉しいですね。あの読書会のスタイルは、アクティブブックダイアログやその他の方法も含め参考にして、毎回改善を繰り返して今のオリジナルの形になったので。まぁ、私の積ん読を何とかしようと思ったのがきっかけで、全部端から端まで読まなくても良くて、目的に沿った部分だけしっかり読んで、後は飛ばしてもOKだとなったら、罪悪感も薄れて楽になりました。

確かに、今回のエドモンドソン教授の本のように翻訳で論文っぽいのだと、特に読むのが大変。ハードルが高かった。他のある資格認定講座の必読書が、本当にしんどかった。

もちろん資格試験だと必要な知識を得なければならないというのもあるので、全て読まないといけない。でも、なかなか覚えてないし。この読み方だと、ポイントを押さえて、1時間くらいで読めちゃいますからね。目的を変えて繰り返し読んでも新鮮ですし。

今年は1年生の担任だから難しそうだけど、6年生とか、他の先生たちに読んでほしい資料がある時にやってみようかなと思います。

ぜひ!講座の資料のスライドも提供していますので、そのまま使っていただければ誰でもできます。

最後に今回のワークショップを受講して、また心理的安全性アンバサダーとして、今後の目標についてお聞かせいただけますか?

日々のコミュニケーションでいつも [simple_tooltip content=’インプロ(即興コメディ)のゴールデンルールで相手の提案を一旦まるっと肯定的に受け止め、アイデアや提案を付け加えて返すコミュニケーション手法’]Yes, And[/simple_tooltip]をしたいなと思っています。また、「〇〇なボール」とか、「名前回し」などのエクササイズは、学校でもすぐ使えそう。「〇〇なボール」は、似たようなのはこれまでもやってたし。楽しかった、色々なエクササイズを学校現場で使いたいなと思います。あと、心理的安全性をいつもどこかに意識しながら、ファシリ力をみんなみたいに身につけていきたいな、とも思っています。

[simple_tooltip content=’インプロ(即興コメディ)のゴールデンルールで相手の提案を一旦まるっと肯定的に受け止め、アイデアや提案を付け加えて返すコミュニケーション手法’]Yes, And[/simple_tooltip] は、本当に応用範囲が広くて、私は仕事もそうですが、家庭でも使っています。以前は、子どもが突拍子もないことをいったら、正していたのですが、乗っかることができるようになった。自分も楽になったし、子どもたちも楽になったんじゃないかなと思っています。ぜひ、チャレンジし続けてください。

全体を通して、れくまりが受けてみて、誰かに勧めるとしたら、こんな人に受けて欲しいと言う方はいますか?

私たちの仕事では、いろんな場面で役に立つと思った。教員じゃない人との繋がりができたのも良かった。オンラインだから遠いところに住んでいる人とも繋がれる。教員ってどうしても世間が狭くなりがちで、副業とかもできないから、学校という場でどうしても完結してしまう。学校内ではつながりがあるけど・・・。なかなかこういう機会はないので、良いよとお勧めしたい。もちろん教員じゃなくても是非、とも思いました。

私たちも保護者として先生に接することはありますが、保護者と先生という関係以外で会う、ということもなかなかないですよね。ありがとうございました。

貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございました。引き続き、[simple_tooltip content=’心理的安全性アンバサダー認定ワークショップ受講後のメンバーコミュニティ。ワークショップで学んだことを実践した/実践する前に悩みや進め方などを共有・相談できる。’]アンバサダーのコミュニティ[/simple_tooltip]にてよろしくお願いいたします。

楽しかったです。ありがとうございました。今度は本搾りを飲みながらでお願いします(笑)。

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